先月の事になりますが
子供ホスピスの為の交流会が大阪で開かれた
という記事を今朝、目にしました。

英国オックスフォードで生まれたこの施設。
“ホスピス”と聞くと、すぐ、“終末期医療”の病棟だと
感じる私ですが、一般的なそれとは違い、子供のホスピスは
●難病の子を預かり家族に休息を与える「レスパイトケア」
●亡くなる際のみとりのケア
●子供を亡くした遺族のケア
という考えの元に設立されているそうです。
数年前、実母をホスピスで看取った事が思い出されてなりません。
治療が困難な病は、時に戦う姿勢すら無くしてしまうものかもしれません。
実際、母の病を経験するまでは、「ホスピス」と聞くと
諦めに繋がってしまうような・・・そんな
嫌なイメージに思えてならなかったのですが
実際に利用し、体感し、その“必要性”を痛感しました。
大きな敵に向かう時、そこに居る人達はとてつもない
疲労やストレス、不安を抱える事は切実です。
それらを少しでも軽減させる事で、限られた時間であったとしても
充実させる事ができるのだと私は心底感じました。
病状により、過程は様々ですが
その選択肢を考えなければならない分岐点に差しかかった時
ホスピスというのは非常に前向きな選択肢だったと
私自身は今にして思うのです。
日本にはまだ、子供ホスピスは現実として
誕生しておりませんが
こういった活動で、少しでも必要としておられる人々に
現実となる日が近づくように・・・と思わずにはいられない記事でした。
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